映画『傀儡』

 
 
監督/松本千晶
 1993年生まれ、神奈川県出身。武蔵野美術大学造形学部映像学科卒業。
 大学入学後に学生映画の存在を知り、翌年から映画制作を始める。
 現在は(株)ロボットでCMを中心に映像制作に携わる。
  
キャスト
 木口健太 / 二階堂智 / 石崎なつみ / 戸田昌宏 / 保田あゆみ
 石井啓太 / 泉水美和子 / 牛丸亮 / 伊藤慶徳 / 高田采奈 / 谷川昭一郞 / 渋川清彦 / 烏丸せつこ
 
スタッフ
 撮影:杉本康貴 / 照明:古田恭大 / 録音:亀井耶馬人 / メイク:久乃 / 衣装:薄葉愛
 演出部応援:石井将 / 制作:望月ひかる 徳永壮一朗 恩田成章
 
あらすじ
 高校時代の恋人の転落死から12年、記者となった藤真(28)は、「事故死で処理された未解決事件」として恋人の記事を書くよう上司から命じられる。
「書いても遺族を追い詰めるだけだ」と反論するも、藤真は半ば強制的に現場へ飛ばされてしまう。
戸惑いを隠せないまま藤真は遺族の元を訪れるが、あろうことか当時容疑者として疑われていた男・志田(44)が遺族と共に暮らす光景を目にする。志田を“先生”と呼び、従順な態度で接する遺族たち。なぜ容疑者だった男が遺族から慕われているのか、遺族を裏切る罪悪感と共に取材は始まるのであった。
関係者に話を聞くも重要な情報は得られず、藤真は次第に志田と恋人に深い繋がりがあったのではないかと疑うようになる。その思いは藤真を駆り立て、次第に取材方法も強引に、偏見が先行するばかりの行動をとるようになる。そして、、根深い嫉妬心から精神の崩壊へと追い詰められた藤真は、ついに幻覚を見るにまで疲弊する。
 
現実と幻想の境界線もつかなくなった頃、恋人が亡くなった現場で、藤真は志田から死の真相を明かされる。それは、藤真が知らぬ間に恋人を妊娠させ、その事に腹を立てた恋人の父が、揉めてる最中恋人を誤って川から転落させてしまったというものだった。志田は、恋人の償いをさせるべく、父親を川から転落させた人物であったのだ。
自責の念に駆られる藤真、しかし、彼が正気を失うよりも前に、志田は藤真を殺めるのであった。